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「海星」にのれば、みんな心をつないだ地球人。

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感動、強調、自信、リーダーシップ…。
「海星」には、新しい自分を発見する、かけがえのない体験があります。
帆船、それは人海原を風の力で走る、夢の乗り物です。英船ではTALL SHIP…その姿のとおり、「背の高い船」という意味から名づけられた愛称です。TALLには、堂々とした、胸を張った、という意味もあります。多くの人の憧れの的であり、優雅に帆走する姿は「海の貴婦人」とも賞賛されています。
帆船「海星」で行われるセイルトレーニングは、経験のない未知の人同士が、自分たちの手で帆船を動かし、外洋を航海するのです。参加した人全員が、ロープを引き、マストに登り、舵をとり、船という限られたスペースの中で生活を共にします。乗った人全員が、それぞれの作業を、責任をもって行い、動かして行くのです。
海という大自然の中で、風と波に向かい、力を合わせて外洋を乗り切った時、これまで「とてもできない」と思っていたことができるようになっている自分を発見するでしょう。
セイルトレーニングは、誰もが参加でき、ひとりひとりが自分と、自然と、そして仲間と向かい合い、自分自身を発見する、ダイナミックな体験の場なのです。

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「海の星」地球を駆ける……
「海星」です。
STAJの帆船は、グローバルな時代に、グローバルな夢を、との願いを込めて、〈海の星〉地球をモチーフに「海と/かいせい」と名付けられました。ポーランドで建造され、セイルトレーニング発祥の地英国のウェイマスで、専門家の指導の下、日本、オーストラリア、イギリス、アイルランドといった各国の若者たちのボランティアによって安全設備や帆装工事がおこなわれました。多くの人たちの事と熱意によって「海星」は生まれたのです。

 

船名 海星(かいせい)
船型 ブリガンティン
建造年 1990年8月
建造所 ポーランド・グダニスク
船籍港 神奈川県横浜市
全長 46.0m
全帽 7.6m
総トン数 180トン
主機関 200PS×1基
ハウスラスター付
定員 45名

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